交代制勤務の病棟などで看護師として長く働くためには、シフト管理が徹底している職場を探すことが何よりも大切です。
特に、患者数の多い入院病棟や手術室、ICU、救急救命センターなどは看護師の夜勤や宿直の回数が多くなることがあります。
体力的な負担を軽減するためにも、休日を比較的自由に取れる職場を選ぶと良いでしょう。

シフト管理の具体的な方法は医療現場によって大きく異なりますが、パソコンの専用ソフトを使った管理が行われているところは、それぞれのスタッフの家庭の事情などを考慮しながら、平等にシフトを組んでもらうことができます。
また、スタッフの人数が慢性的に不足しがちな医療現場においては、シフト制が採用されている場合であっても、1人のスタッフの夜勤の回数が多くなったり、1日あたりの勤務時間が長くなったりすることもあります。

2交代や3交代などの勤務体系が導入されている医療機関に初めて就職したい場合、興味のある病院内のスタッフの人数やキャリア、有休休暇の取得率などに注目をすると良いでしょう。

なお、看護師のシフト管理を徹底して行っている医療機関では、事務員とシフトリーダーの看護師の話し合いが定期的に行われているところもあり、1人ひとりのスタッフが無理なく働けるよう配慮されています。
その他、職場によって実際のシフトの決め方は大きく異なるため、面接の際に担当者にしっかりと質問することが大事です。